Adobe Creative Cloud(クリエイティブ クラウド)とは、月額課金で利するアドビのデザイン系ソフトの総称で、略してAdobe CCとも表記されます。
従来のようにパッケージで販売する事が無くなり、ダウンロード形式のみとなりました。
グラフィックデザイナー必須のIllustrator、Photoshopも当然このCreative Cloudに含まれています。
今までと何が変わったのか
ダウングレードが可能に
今までは一度アップグレードしたら前のバージョンには戻れませんでした。Creative Cloudでは、アップグレード後でも前のバージョンに戻れるようになりましたので、アップグレードしたら動作が重くなった時にすぐ前のバージョンに戻ることができます。
MacでもWindowsでも使える
今まではMac版を購入したらMacでしか利用できなかったので、WindowsからMacに乗り換えた場合、Mac版を新たに購入し直さなければなりませんでした。
Creative Cloudでは、OSを限定せずに利用できますので、OSを乗り換えても追加料金などは一切かかりませんし、
自分用のMacとリビングの共用Windowsで併用、なんて使い方も出来ます(1ライセンスにつき2台のPCにインストール可能)。
ネット環境は必須?
『クラウド』という言葉から、常にネット接続していなければいけないイメージがありますが、Creative Cloudでネット接続が必要なのは
・ソフトをダウンロードする時
・ライセンス認証する時
・ソフトをアップデートする時
くらいで、後はネット環境がなくても普通に作業する事ができます。
膨大な数のクリエイティブ系ソフトが使い放題
Creative Cloudで特筆すべき物の一つに、使えるソフトの多さがあり、以下のデザイン系ソフトが使い放題になります。
Acrobat XI Pro/After Effects/Audition/Behance/ Bridge/ Creative Cloud/ Digital Publishing Suite, Single Edition/ Dreamweaver/ Edge Animate/ Edge Code/ Edge Inspect/ Edge Reflow/ Edge Web Fonts/ ExtendScript Toolkit/ Extension Manager/ Fireworks/ Flash Builder/ Flash Professional/ Gaming SDK/ Ideas/ Illustrator/ InCopy/ InDesign/ Kuler/ Lightroom/ Muse/ PhoneGap Build/ Photoshop/ Photoshop Touch/ Prelude/ Prelude Live Logger/Premiere Pro/ ProSite/ Scout/ SpeedGrade/ Story Plus/ Typekit/ Web Hosting/
グラフィックデザイナー用ソフトの他、Webデザイナー用のソフト、ゲーム開発用ソフトまであります。
デザインのジャンルを超えた総合クリエイティブソフト群であることが分かりますね。
気になる料金は?
最初に説明した通り、Creative Cloudはパッケージ購入ではなく月額課金制となっています。
一例として個人向けコンプリートプランを紹介します。
月々プランの場合 :7,980円/月
1ヶ月単位で利用できるプランです。
1ヶ月過ぎると使えなくなるので、続けて使いたい場合は契約更新が必要です。
年間プランの場合 :4,980円/月
1年間続けて使えるプランです。
1年過ぎると使えなくなるので、続けて使う場合は契約更新。
仕事で永続的に使うデザイナーは、このプランを選択しています。
一括払いと月額払いが選択出来ますが、料金は変わりません。
(2014年10月現在)
いくら沢山のソフトが使い放題といっても『月に4,980円は高いよ!』と感じた人もいると思います。
仕事で稼いでいるプロのデザイナーなら簡単にペイ出来ますが、これからデザイナーを目指す学生の方には簡単に手出しできる価格ではないと思います。
ということで、
次回は
『出来るだけ安くCreative Cloudを利用する方法』を紹介します。