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色盲・色弱でもデザイナーになれる?

なれるか、なれないかで言えば、
なれます。

なぜなら私自身が色弱だからです。

専門学校に入学する前、学校から『待った』がかかり、専門学校に進学しても就職出来ない可能性がある事を告げられました。

その後眼科で診断してもらい、色弱がどの程度のレベルかという診断書をもらいました。
結果は『中程度』。
『デザイン、写真の仕事は諦めるというか、悟ってください』
とも書かれていました。

まぁそれで納得出来る程大人しい性格ではなかったので無理矢理進学したのですが(笑)

結果としは、ほぼ問題なく仕事出来ています。

ただやっぱり、それでも色遣いが怪しい時があって、常にCMYK数値を確認しています。
おかげで、普通のデザイナーより色には敏感になったと思ってます(笑)
また、識別が苦手な緑・黄土色系はなるべく使わないようにしています。
疲れが溜まるとモニター全体が緑色に見える時もあって、そういう時は休憩を入れて対応してます。

そんな感じで20年近くグラフィックデザイナーをやっていますが、職場の人に自分が色弱である事は誰にも言ってません。
言ってもメリットは無いので、隠し通しています。

逆説的に言うと、中程度以上の色弱・色盲の人の場合は普通のデザイナー業務は難しいと思います。

新聞広告など、白黒印刷の色を扱わないメディアなら可能性はあると思います。
これは進学当時、専門学校の先生に実際に言われた事です。

また、私の体験談はあくまでも個人的なもので、結果オーライである事をご理解ください。
実際は色盲・色弱の程度には個人差があり、中程度の人が皆、デザイナーに就職出来る事を保証するものではありません。
あなたの世界がどう見えてるかはあなたしか分かりませんから、周りの方々は勿論、色弱の私ですら『大丈夫、デザイナーになれるよ!』と無責任に言えるものではないと思っています。
リスクを承知の上で、自己責任で判断してください。

心配な方は一度、通いたい学校に問い合わせてみるのが良いと思います。

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