社長がデザイナー、アートディレクターを兼任している場合、
コスト意識が希薄な場合が多いのが特徴です。
ひどい会社になると、
赤字経営のままズルズルと経営を続け、給料の支払いが遅れ、突然倒産…
というところもあります。
また、古株のデザイナーに特に多いのですが
『残業なんて終電までやるのが当たり前』
『熱が出ても這ってでも出社するのが当たり前』
と考えるタイプの人がいます。
昔はそれで通用したかもしれませんが、
現代の働き方ではありません。
辛いと感じながらも、社長の昔ながらのスポ根にズルズルを付き合わされ、
『仕事というのは、こういう働き方が当たり前なんだ』
と洗脳されてしまっては、あまり幸福な仕事のやり方とはいえません。
そのくせ安月給だったりするので、
デザイナーを兼任する社長はグラフィックデザインをビジネスと考える視点より、
自己表現のアートと捉える視点の方が大きい傾向があるのかもしれません。
残業ばかり多く、それに見合った給料を出してもらえない可能性が
非常に高いので、デザイナーが社長を兼任しているデザイン事務所は要注意かもしれません。