どんな人でも、今より良い待遇の会社へ転職したいと思うものです。
しかし転職理由によっては状況が改善されず、転職先でも同じ事に悩むはめになる人もいます。
そういった人に共通しているのは
『自分の中にある問題を解決せず、今いる場所から逃げている』
という事です。
どんなケースが『逃げる転職』になるのか、よくある例を紹介します。
人間関係から逃げる
嫌な先輩、嫌いな上司に嫌気がさして転職する事があると思います。
明らかにひどいセクハラやパワハラを受けてたり、その人の存在がガラスシーリング(出世を阻む見えない天井の事)となって
自分のやりたい事が会社で実現できない場合ならともかく、
『コイツの性格がなんかムカつく』
とか、
『ちょっとした仕草がなんとなくイラッときて、毎日気になってしょうがない』
という理由で転職を考えているなら、もう一度、少し思い直してみても良いかもしれません。
気難しい人や嫌なヤツというのは、どの職場にもいるものです。
転職先が良い人ばかりという保証はどこにもありません。
本当に嫌な人がいて、もう顔も見たくないという状況なら仕方ありませんが、
そういう『イヤな人達』と上手く付き合ってる人が職場にはたいてい1、2人はいます。
そういう人がどんな手を使って他人と仲良くしているか観察して、どうやったら自分も、性格が合わない人と上手くやっていけるか考えてみましょう。
努力をせずにより良い待遇を求める
『私が辞めたらこのデザイン事務所は回らない』
『自分のスキルで今の給料は低すぎる』
と考える人は、
ひょっとしらた自分を過大評価してないか?思い直してみましょう。
会社というのは、自分が思っているほど、期待どおりの評価をしてくれません。
また、自分が思っているほど自分のスキルは高くないと思った方が良いでしょう。
職場で上のポジションに就いている人と比べて、その人が出来ていて自分には出来てない事をよく研究してみることをお勧めします。
また、待遇以上精一杯仕事に取り組んできたかを考え直してみましょう。
『自分の給料はこれだけだから、仕事もこの程度でいいや』
という考えで仕事をしていると、転職先でもあなたの待遇が上がる事は難しいかもしれません。
残業時間から逃げる
デザイン業界で残業無しという職場のはなかなか少なく、夜遅くまで働いてるという人は多いと思いますが、
そこだけが不満で闇雲に転職先を探しても、転職先でもあまり残業時間が変わらなかった…なんて事になりかねません。
まず、自分の仕事のやり方を見つめ直してみましょう。
職場の誰よりも仕事が早いと胸を張れるでしょうか?
『神速Photoshop』などの書籍を参考に
効率化できるところは極限まで効率化し、それでも残業時間が減らないのなら、
その時転職を考えても良いと思います。