デザイン業界はスキルや作業量に対して報酬が低く、こんな安給料じゃやってられない!と感じる人も多いのが現状ではないでしょうか。
お給料が少なくても定時で上がれるような職場ならまだ我慢できますが、残業が多い上に、残業代が出ないところがほとんどなので、
時給に換算すると馬鹿らしくてやってられない…
なんて思う人も多いと思います。
残業代が出ないのは当たり前?
安月給の原因のひとつに「残業代が出ない」というケースもあります。
しかし、これは労働基準法に違反しています。
デザイン業界に慣れてしまうと残業代をもらうなんて贅沢なのでは。。。なんて思い始めてしまいますが、この状態を当たり前と思わずに、残業代をきちんと払ってくれる会社に転職を考えるべきでしょう。
会社の業績によって待遇は違う
デザイン会社もピンキリで、効率良く儲けている会社と、そうでない会社とさまざまです。
多くのデザイン会社の場合、メインの大口クライアントが一社あって、そのクライアントの業績や業界体質に左右されています。
同じデザインという仕事でも、会社の年商、ひいてはクライアントの業績によって待遇は大きく変わってきます。
他業種を手がけるデザイナーが周りにいたら、景気はどんなものか聞いてみて、自分が手掛けている業種と比べてみるのも参考になるかもしれません。
月の残業時間もポイント
デザイン業界は残業代が出ない会社が多いです。
作業量に対して対価を払わないのはおかしいと思いますが、報酬に対して作業量が多いため、仕方がないと思わなくもありません。
残業代が出ていても基本給が低いため、トータルの金額が一般的なデザイン会社の平均給与より低いケースもあります。
見做し残業代が出ていても、超過分をもらってないようでは待遇が良いとはいえません。
また、上司がアーティスト思考で、制作費に見合わない作業時間を部下に強いて残業させている会社も問題があると言わざるを得ません。
残業時間は月に45時間超えたら要注意で、80時間超えたら危険とされていますが、残業に見合った給料が支払われているか、 チェックしてみましょう。
時給換算してみよう
アルバイトとは違うので時給換算する事が正しいわけではありませんが、待遇の良し悪しにある程度目安をつける事ができます。
給料(手取りではなく総額)、ボーナス、(出ていれば)残業代、全て合わせて時給に直してみましょう。
900円を割るようだと待遇は悪いと言わざるを得ません。
最低労働賃金を割っているようでは論外です。
年収をUPさせるには?
【1】転職する
一番手っ取り早い方法です。
ただし、求人サイトの条件を鵜呑みにしてしまうと、入ってみたら残業時間がメチャクチャ多くて、時給換算すると前より待遇が悪くなった…なんて事にもなりかねませんので、高年収の求人案件を多数保有している『転職エージェント』を利用することをおすすめします。
【2】大卒の資格を取る
デザイナーの皆さんの多くは専門学校卒ではないでしょうか。
社会に出てから「世の中やっぱり学歴だ…」と感じた人も多いかもしれません。
学歴を大卒にしたからといってすぐ給料がアップするわけではありませんが、転職先の選択肢がグンと増えます。
他業種への転職を考えている人は、通信大学で大卒の資格を取ることを考えてもよいかもしれません。
関連記事 : 「大卒になって給料アップ!」
【3】副業する
給料は安いけど、残業は少なめだから辞めたくないんだよなぁ…
という人は、足りない分を補填する程度で副業してみるのも一つの手だと思います。
グラフィックデザイナーができる副業としては、
姉妹サイト『グラフィックデザイナーの副業まとめ』でスキルを活かせる副業を紹介していますので参考にしてみてください。