デザイナーになるために専門学校や美術大学に進学する事が必要ですが、進学の前に勉強しておいた方が良い事は何でしょうか?
中学、高校在学中からできる勉強法を紹介します。
デッサン力をつける
デッサン力は創作力に大きく左右します。
絵が上手くなくてもデザイナーとして働く人もいますし、
普段の作業でグラフィックデザイナーが絵を描く事は(ラフスケッチを除いて)滅多にありません。
しかし、デッサン力があるという事は、
物事を詳細に観察し、普通の人は目も止めない部分に気付いたり、ユニークな発想を産む基礎になります。
これはスポーツ選手が練習試合ばかりでなく、ランニングや筋トレをやるのに似ています。
美大に進学する場合は、デッサンの試験がありますので間違いなく美術の予備校に通う必要があります。
専門学校に進学する場合はデッサンの試験等は無く誰でも簡単に入れますが、
結局はデッサン力の有無で成績に大きく差が出ます。
成績に大きく差が出るという事は就職率にも大きく影響するという事ですので、
高校在学中からデッサンの勉強をしておく事をお勧めします。
発想力を磨く
デザインの現場では、物事を違った視点で見る独自の発想力がモノを言います。
既成概念に捉われず、新しいモノ、ユニークなモノを発想出来る力をつけておいた方が良いと思います。
これは持って生まれた感性も影響しますが、クリエイティブ関連の本を読んで知識を得る事によって、発想力を伸ばす事が出来ます。
Illustrator、Photoshopの勉強は必要?
Illustrator、Photoshop等、Adobe社から発売されているグラフィックツールは、現在は月額制になり、その月額料金は約5000円と、プロ以外は手を出しにくい金額となっていて、デザイナーになる前から購入するのは現実的ではありません。
しかし、IllustratorやPhotoshopはあくまでも道具で、鉛筆や絵の具と一緒です。
デッサン力や発想力がなければ使いこなす事は出来ませんし、逆に言えばデッサン力と発想力が見についていれば後は操作方法を覚えるだけですから、美術系学校に進学してから覚えれば大丈夫です。
今これらのソフトを触る暇があったら、デッサンの練習や、色々なクリエイティブな作品に触れる時間に充てた方が良いでしょう。